おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
おやすみなさい。
どうも、CAVESKIMBOARDシェイパー 壁下です。
もう10月も末です。
本当に時間が過ぎるのは早くて、僕は何をして過ごしてきたんだろうと振り返る時がたまにあります。
これから波乗りシーンは冬に向かっていくわけで、海に入る人は減ってボードオーダーも減ってくるわけですが新潟はむしろこれからがスキムはサイドウォッシュが炸裂するハイシーズンかなと思っております。
もちろんサーフィンも!
とは言っても波は人それぞれ好みがあるわけで勝手にハイシーズンとおじさんは申しております。
しかし今年は波がない…と言うか波が良い日が平日が多い気がします。
波がなければボード製作に精が出るってもんですが、やっぱり波乗りしたいですね。
さて僕は何を言ってるんでしょうか?
長い前置きはさておき、CAVESKIMBOARDオンラインショップに掲載されているボードですが、あの写真に写っているボードの後ろの扉を開くとそこはボード製作の工房となっています。
僕が1人で建てた小屋、秘密ではないが秘密基地みたいなもんです。
決して大きくはありません。
本当はもう一棟か二棟分くらいの広さがああれば作業効率も2倍以上は上がりそうですがまだCAVEは生まれたばかりのスキムボードファクトリーです。
僕が作ったボードはここからみなさんの元に旅立っていくわけですが、そんな工房をバックにオンラインショップに掲載しています。
前にも言ったかもしれませんが、自分で完成したボードを眺めるとなんとも感慨深い気持ちになります。
乗りたくなっちゃうんです。
ボード持ってるやんけ!って言うでしょうが、やはり作ってるとわかるんですよ。
このボードは僕が使ってるボードとは違うって。
一本一本一生懸命無我夢中で作っていますけど何が違うかなんて分かりませんが、僕が作ってるときのメンタルとか色んなものが影響するのかなとも思います。
これはサーフボードのシェイパーにもあるみたいなので僕だけではなさそうです。
CAVEはもちろん全ての素材に対して性能を重要視していますが、特に重要なのが樹脂!
樹脂は生物だと僕は思っています。
CAVEが使っている樹脂はかなりデリケートで硬くて透明度が高い樹脂を使っているので、ガラスクロスをラミネートする時なんかは四六時中大丈夫かな?
硬化不良を起こさないかな?って夜も寝れなくなっちゃう状態。
エポキシ樹脂は素晴らしい性能をボードに与えてくれますが、取り扱いが難しい。
ビクトリアはビニルエステル、マザーが使ってるのはエポキシアクリレート。
これはエポキシとついてるんでエポキシ樹脂が配合されている?かと思いきやエポキシとは別物の樹脂です。
専門家ではないので詳細は語れませんが、エポキシ基の部分をアクリル化したものということでエポキシは含まれません。
知らない人がエポキシアクリレートを使ったボードですって言われたら「エポキシ使ってるんだ」って普通に思っちゃうと思う。
まぁ取り扱ったことがない樹脂のことはわからないのでなんとも言えませんが、この樹脂は硬化が早いとかメリットはあるみたいなので製作側からしたら作業はやりやすいんでしょう。
サーフボードのポリエステル樹脂も使ってるのを見るとエポキシよりも扱いが簡単そうなので羨ましい。
硬化剤の比率とかちゃんと計ってるの?って思うくらい大雑把に配合してるように見えますから。
エポキシはあんな風にできません。
ボードシェイプに携わってわかったけど、サーフボードのオーダーで値段がグンと跳ね上がるのは共感します。
エポキシの値段プラスそれを扱うノウハウ、工程、時間がものすごく変わってきますから人の手でしか作ることのできないボードは高くなっちゃいますよね。
いつかシェイパーもAIに乗っ取られちゃったりして。
おや?っと思った方、そうです、CAVESKIMBOARDは硬度が高くてよりクリアなエポキシ樹脂を使用していてE-glassながらもカーボンに迫る性能としています。
それでこの値段は安いと思いませんか?
全然伝わらない‼︎という方の為に、僕の目で見て使って感じたことを伝えると。
ビニルエステルやエポキシアクリレートを使用したボードは摩耗が早く感じます。
よくあるテールの部分です。
今も持っていますが、ビクトリアのビルブライアンモデルはビニルエステルで摩耗がかなり早かった記憶があります。
「えっ⁉︎もうカーボン見えてきた」って驚いた記憶があります。
マザーのエポキシアクリレートはそこまでではありませんが、やはり摩耗が早い。
EXILEはその点、エポキシ樹脂ですので摩耗具合を見るとボトムの摩耗の進行具合が遅いなってリペアとかしていて感じています。
上記2つの樹脂は確かに硬さは出るけど、エポキシアクリレートは特に靭性があまり無くて割れやすいイメージが個人的にはあると思います。
レールを見てそう感じました。
ビニルエステルはアクリレートより靭性はあるなとは思いますが、エポキシよりは低いと思います。
まぁこれも現役ライダーの時はエポキシアクリレート一択だったのであまり違いがわからなかったですが、シェイパーとなった今ではヒシヒシと感じています。
はい!
安い樹脂はあるけれど、CAVESKIMBOARDは手間暇かかるエポキシ樹脂にこだわってボードを製作しているアピールは伝わりましたか?
貧乏性なおじさんですけど、コスパってとても重要だなと思うわけで値段と性能の比率ってあるじゃないですか?
物価高な世の中なので、CAVE立ち上げ当初よりも材料費も値上がりしたのでボード価格は若干上がってしまいましたが、値段と性能の比率は高いところに持っていきたいなと常に思っております。
そんな物価高でどーしようもない世の中ですけど、お客さんに発送する時は「大切に良い波に乗ってもらってね」と心の中で思いながらひと撫でして梱包して送ります。
CAVESKIMBOARDを購入してくださった皆様、まだシェイプした本数はどのメーカーさんよりも少ないですが僕が作ったCAVEは元気にしていますでしょうか?
これからもご愛顧いただけたら嬉しいです。